10years

2023.5発行
10 years [沢リョ/全年齢/新書(二段組)/本文98P]
あの夏の後、秋に再会したふたりの17歳から27歳までの10年間。
ふたりが徐々に距離を詰めて、いつしかお互いにとって特別な存在になっていくお話です。(軽いキス描写は有)
通頒はこちら→ とらのあな


本文サンプル
  宮城は一瞬、幻を見たのかと思った。国体の開会式で秋田代表の列に、沢北栄治の姿があったからだ。
 沢北がアメリカに行くことは噂として耳に入ってきていた。IH後には出国したと聞いていたが、とたまたま列の中ほどで隣になったその顔をちらりと振り仰いで見る。その視線に気づいたのか、こちらを見た沢北と目が合った。一瞬きょとんとした表情を浮かべたと思ったら、人懐こい笑顔を浮かべ「宮城だ」なんて言うもんだから、宮城はまじまじと沢北の顔を見つめてしまった。
「え…? オレの名前知ってたんだ、沢北」
「何言ってんの、当たり前じゃん。忘れたくても忘れられねーよ」
 はは、と嫌味なく笑う姿に肩透かしを食らったような気分になる。試合中の挑発的でムカつく態度の印象が強かったが、それ以外では存外親しみやすい人間のようだ。話すのはほぼ初めてだったが、そんな沢北の空気に宮城も気安く話を続けた。
「IH終わった後すぐにアメリカ行ったって聞いてたけど、国体にいて驚いたわ」
「ああ。夏に行ったのは短期で、本格的にアメリカ行くのは春からにしたんだ」
「ふうん。じゃああのゾーンプレス、国体でも健在ってわけだ。嫌だねぇ」
「存分にリベンジさせてもらうよ」
 フフン、と不敵な笑みで沢北が見下ろしてくるものだから、宮城も負けじと挑戦的な視線を送った。しばらく見合ったあと、ふ、とお互いに笑って、どちらからともなく軽く拳をぶつけ合う。
そうだ、あとで連絡先交換しようとニコニコしながら沢北が言った。

「あ! 宮城!」
 ウィンターカップの会場を歩いていると、後ろから名前を大きな声で呼ばれた。振り返ると、そこにいたのは見覚えのある坊主頭。両手を頭の上で大きく振る沢北がいた。
周囲の人がちらちらとこちらを見てくるのに若干げんなりとした気分になりつつ、こちらに向かってくる沢北をその場で待ってやる。人波を避けて目の前まで小走りに寄ってきた沢北はなぜか喜色満面だ。大型犬が尻尾を振っている幻覚すら見える。
「久しぶり!」
「ああ…元気そうだな…」
「うん! 宮城に会えたからもっと元気になった!」
 声が大きすぎることへの若干の嫌みを混ぜて投げた言葉に、想像もしなかったような変化球が返ってきて、さすがの宮城も面食らって「はあ?」と間抜けな声を出し、
「そんなに仲良くねえだろ」
 と思っていたことをそのままつぶやいてしまう。
「え! 仲良しでしょ! ひどい…」
「ええ……」
 小さくつぶやいたのみだったが、しっかりと宮城の声は沢北の耳に届いたようだ。つい先程までニコニコと太陽のように笑っていた表情は、一変して涙目になっている。本気でショックを受けたようで、今にもその瞳から涙がこぼれそうだ。
 なんで、そんな一言にここまでショックを受けているんだこの男は。
 目の前で泣きそうな同い年の男に追い打ちをかける気にはならないが、かける言葉も見つからず宮城は困り果てる。なおも恨めしげな表情の沢北を気まずげに見上げながら、人との距離の詰め方が異様に早いやつだなと嘆息した。
 国体で連絡先を交換したあと、沢北からは少なくとも週に一度は連絡があった。山王の練習に関することや先輩たちに関する話がもっとも多く、NBAの話や日々のトレーニングについてなど、バスケに関する話題がそのすべてだった。
 なぜオレ相手にこんなに連絡を寄越すのだろう? と思わないでもなかったが、不思議と嫌な気もしなかったし、面倒だとも思わなかったので、気が向くままに返事をしていた。それを指して、沢北は自分と「仲良し」だと言ったのだろう。
 三井のような人たらしというよりは、桜木のような甘え上手だろうか。たしかに、山王のレギュラーも皆上級生のはずなのに、かなり伸び伸びとプレーしているように見えた。エースとしての力量はもちろん、この性格だ。後輩として可愛がられているのだろう。自分とはまったく違うタイプなんだろうなと、宮城は沢北の素直さを少し羨ましく思った。
 眼前の男に意識を戻すと、涙目で唇を突き出し、どこか拗ねたような表情をしている。渡米に向けてウエイトを上げるためのトレーニングをしていると言っていたが、たしかに国体のときよりも少し大きくなったように見えた。体だけは大きくなって、その中身はまるで子供のまま。宮城は思わず、ふはっと吹き出してしまい、それを沢北はまた怪訝な顔でにらんだ。

「宮城って、俺のこと怖くないんだね」
 それぞれ注文したものを空腹のままにかき込んで、少し落ち着いたころ、沢北がふいに言った言葉の意味を、宮城は咄嗟に理解できなかった。この喜怒哀楽全てが表情に出て、無邪気にはしゃぐ男を怖い? 目つきも悪く、あまりとっつきやすいとも言えないオレのほうが、圧倒的に怖いのでは…?
「怖い? 沢北を?」
「うん。IHのときもそうだったけど、今日もさ。怖いっていうより、なんだろう…諦めとか戦意喪失みたいな?」
 IHという言葉が出てきて、沢北がバスケのことを話しているのだと宮城はやっと腑に落ちた。
 なるほど、バスケにおける「沢北栄治」という男のことはたしかに「怖い」と評してもいい。IHのコート上でも、その華やかで圧倒的なプレーには、正直何度も心を折られかけた。「スーパーエース」と呼ばれることになんのプレッシャーも感じていないかのように、そのプレーでチームを引っ張り、会場全体を掌握してしまう。そんな沢北を前にして、戦意喪失してしまう気持ちは、容易に想像できた。
ただ、オレは、そして湘北は諦めが悪い。決して折れてなんかやらない。それを、この男は言っているのだ。
「そういう意味なら正直怖い。それで引くかって言ったら引かねえってだけで」
 大きな目をさらに見開くようにして、沢北は宮城をぽかんと見つめた。「なんだよ?」と宮城が片眉を上げて見返すと、沢北は嬉しさがあふれて仕方ないという顔で笑った。
「はは! そっか。でも全然平気そうに見えた。実際抜かれたしね。だから俺、同学年にこんなやつがいたんだおもしれーって思って。国体のとき、隣にいてラッキーって思ったし、連絡先交換できてちょっと浮かれた」
 真っ直ぐに話す沢北に、宮城はなんとなく居心地が悪かった。そんな風に会ってすぐの人間から、素直な好意を向けられることに慣れていなかったからだ。湘北でもお互いに憎まれ口をたたき合っていることのほうが多く、たまにヤスから向けられる賞賛の言葉にすら今でも戸惑ってしまうことがある。嬉しくないわけではないが、どう受け取っていいのか分からないのだ。
 沢北は率直な言葉を投げることになんのためらいもない。自分の好意が拒否されることがあるなどと一切疑っていない態度だ。きっと賞賛や好意も、とくにてらいもなく受け止めるのだろう。嫌みなくらい無駄に整った笑顔を見ると一瞬腹が立つが、結局憎めないやつだと宮城は思う。気恥ずかしくなった心を誤魔化すように、「そうかよ」と手元のドリンクに目を落とした。

「宮城はアメリカ、来ないの?」
「え…?」
 そう思考に耽っていたとき、沢北の唐突な問いが投げられ、宮城は思わず固まった。考えもしなかった渡米を示唆されて、一瞬冗談かとも思ったが、沢北の瞳はなんの冗談の色も映さずに、真っ直ぐに宮城を見つめている。オレが、アメリカに…?
「……考えたこともなかった」
 何を言い繕うこともできず、本音がそのまま口からまろび出てしまう。
「宮城もアメリカ来なよ。待ってる」
 ハッとして顔を上げると、沢北があの挑発するような表情で笑っていた。
何を勝手なことを言っているのだ、こいつは。
そう思っているはずなのに、すぐに否定することができない。アメリカにバスケをしに行く――それを想像した途端、自分の胸が高鳴っていることを宮城は感じて、言葉を失った。

 その夜、沖縄にいたころに兄と一緒にテレビで流れるNBAの試合に熱狂していたことを宮城は思い出した。たしかにあのころ、そのプレーを真似てみたり、いつかNBAの舞台に立って、バスケをするという夢物語を語ったりしていた。兄を亡くして、バスケとの関係が変わり、目の前のことで必死になっているうちにすっかり忘れてしまったようだ。
 山王戦を終えたあと、バスケと自分との関係は以前とは違うものになっていた。それはとても大きな変化で、バスケだけが生きる支えだとすがる気持ちはもうなかった。うまく言葉にはできないけれど、たとえバスケを失ったとしても、大丈夫だと思えた。
 では、なぜ自分はバスケをするのだろう。むしろ以前よりもずっと、上手くなりたいと思うのだろう。
 それは、とても単純なことだった。宮城はバスケが好きで好きでたまらなかった。バスケをするのが楽しくて、ただそれだけだったのだ。だから、もっともっと上手くなりたい。オレのバスケで挑戦してみたい。目の前の視界が突然開けたような気がした。
 閉じた瞼の裏には、あの夏に躍動していたスーパーエースの背中と挑発するような笑みが浮かんだ。
 しりごみする自分に「向かってこい」と言った兄の声と、「忘れるな」と抱きしめてくれた鼓動がすぐそばに聞こえた。
 ソーちゃん、オレNBA選手になるよ。
 それは無謀な夢だと分かっていた。ただ、願わなければ叶うこともないということを宮城は知っていた。

 それぞれの大学寮への入寮が終わると、準備のための緩やかな練習への参加はあるものの、大学の講義が始まる前でもあり、少し時間にも余裕ができる。沢北と宮城はサマーキャンプぶりに顔を合わせる約束をした。互いの中間地点でもある街はその周辺では一番栄えている場所で、お互いの大学入学祝いも兼ね、なにか美味しいものでも食べて、これからしばらく過ごすことになるであろう街をぶらつこうという話になった。
 どちらの寮から行くにも交通の便も悪くなく、ということは本当にそれぞれの大学自体もそう離れていないのだなと宮城は思った。プレップスクールはアメリカという国の規模から考えると近いほうだったとはいえ、気軽に会おうと言えるような距離でなかったことを思うと、今後はもう少し気軽に会えるかもしれない。大学のスケジュールも、プレップスクールのころよりは自由になる時間が増えそうだった。カンファレンスが同じだから、沢北のプレーを直接見る機会もきっと増えるだろう。
 つまり沢北に会える機会が増えるということなのだが、それをとても嬉しいと思っている自分がいることに宮城ははたと気付いて、首をかしげた。ずいぶんとあの男に毒されている気がする。
「リョーター! 久しぶり~~!!」
 待ち合わせ場所で物思いに耽っていた宮城は、聞き覚えのある元気な声に顔を上げた。すると、駆け寄ってきていた沢北に飛びつくように抱きつかれ、不意のことに数歩よろけながらその重みを受け止める。「おう」と沢北の背中に手を回しトントンと軽く叩いた。満足したのかガバッと宮城から身体を離した沢北は、宮城の肩から腕にかけてをポンポンと触ったかと思うと、満面の笑みを浮かべた。
「会わないうちに随分でかくなったね、リョータ」
「エージもな。分かっちゃいたけど、当たり負けないように必死で鍛えてるよ」
「分かる。本当、いくらやっても足りないって気がする」
「な」
 お互いの近況を話しながら、目星をつけていた日本食レストランで久しぶりの日本食に舌鼓をうち、通りすがったコーヒースタンドで買ったコーヒーを手にふたりは街を歩いた。
「あのハンバーガー屋うまそう! 今度行ってみようよ」
「あそこのショップ、良さそうだね。リョータと買い物もしたいな」
「映画館もあるんだ。リョータ映画は見る?」
「あ、あそこストバスコートがあるよ! バスケしてえな」
 沢北は街をキョロキョロと見回しながら、楽しそうに次々と宮城に投げかける。初めてこんな風にバスケもせずにただ休日を共に過ごしてみて、意外にも沢北とはいいと思うものが重なっていることに気付いた。街を歩きながら宮城の目に入ってきたものは、ことごとく沢北が拾ったものだったからだ。

 その日は沢北の大学との対戦で、せっかくだから試合後に食事をしようと約束していた。
 先にミーティングが終わっていた沢北からは、体育館の前にあるベンチに座っていると連絡が来ていたので、『すぐ行く』と返事をして足早に向かう。
 体育館を出ると、夕暮れ時のベンチに座って、沢北はなんの感情もない表情で手元のバスケ雑誌に目を落としていた。目鼻立ちのはっきりとしたその横顔は、まるで絵画のように美しかった。先ほどまでコートを勢いよく駆けていた、恐ろしいほどの気迫に満ちた男の気配はそこにはなく、宮城は一瞬、誰か知らない人を見ているような心地がして立ち尽くす。その気配に気付いた沢北が、宮城のいるほうに顔を上げた。
その瞳に宮城を映した瞬間、沢北はパアッと笑顔を満面に浮かべる。その瞬間を目撃した宮城は、顔に熱が集まってくるのを感じた。そんな宮城の戸惑いをよそに、沢北は手元の雑誌をバッグにしまって立ち上がり、こちらに向かってきた。
「リョータ、もう大丈夫?」
「あ…おう。待たせた」
「ぜーんぜん。何食う? 前行った店でいっか」
「そう、だな」
「お腹減った~! 早くいこ」
 そう言って歩き出した沢北の無邪気な姿は、コートで華やかに躍動していた男でも、夕暮れの中で儚げに佇んでいた男でもない。でも、その全てが沢北栄治だった。
 きっとまだ知らない沢北の姿が、たくさんあるに違いない。そう思うと、その全てを知りたいという欲求が頭をもたげて、宮城は混乱した。この感情はなんだろう。それに名前を付けるのがためらわれて、宮城は知らぬふりでその気持ちに蓋をした。平気なふりが得意な宮城にとって、それはとても容易なことだった。

 一度目のシーズンを終えるころには、ふたりはすっかり大学生活にも慣れ、ある意味では平穏な日々を過ごしていた。日々バスケに打ち込み、大学の課題に取り組み、そしてたまにふたりで遊ぶ。年明け以降は、お互いの寮の部屋を訪ねることもあり、ルームメイトやチームメイトたちからはその存在を認知されるようになっていた。
「リョータって誕生日いつ?」
 なんでもない日のいつもの店で、発端はそんな沢北からの質問だった。7月生まれの宮城の数日後が沢北の誕生日だということが分かって、沢北は俄にテンションが上がっているようだ。
「じゃあさ、お酒一緒に飲んでみない?」
アメリカでは21歳から飲酒が可能になる。日本で飲酒の経験もなかった上、未成年で飲みたいと思うほどの興味がなかったふたりにとって、初めての飲酒だった。
「それいいな」
と宮城もすぐに話に乗った。ならば善は急げだと、沢北が誕生日を迎えてすぐの休日に飲もうという話になった。ちょうど沢北のルームメイトのダニエルが、休暇中で不在にしているという。念のためダニエルに了承を取ろうとメッセージを送ったところ、『リョータがいるなら大丈夫だと思うけど、羽目を外しすぎるな』とすぐに返事が来た。
「ダニエルの信頼はありがたいけど、オレも酒飲んだことないからなあ」
「へえ、意外だ。リョータは飲んだことあるのかと思った」
「それ、どういう意味だよ」
「えーなんだろ。イメージ?」
どんなイメージだよ、とは思ったが、なんとなく分かるような気もしたからそれ以上突っ込むのはやめておいた。

「ふあ…眠くなってきたな」
「そろそろ片すか」
 宮城もぐっと伸びをして、立ち上がると少し酒が回ってくらっとしたが、意識ははっきりしていた。深津の助言通り、水を飲んだのも幸いしたのかもしれない。すぐに片付けは終わり、あとは歯磨きをして寝るのみだ。沢北はもうほとんど目が閉じている。飲み始める前にシャワーだけは浴びておいたのは正解だった。
 先にベッドに寝転がっていた沢北は、歯磨きを終えてダニエルのベッドに行こうとしていた宮城を手招きした。
「リョータ、こっち来てよ」
「なに?」
 すぐ近くまでやってきた宮城の手をギュッと握ったと思うと、沢北はそのままその手をぐいっと引っ張った。不意のことに、宮城はベッドに乗り上げた膝ともう片方の手を付いて沢北の上に倒れるのを防いだ。
「おい、危ねえな」
したり顔で沢北は宮城を見上げた。
「今日は手つないで一緒に寝ようよ」
「はあ? なんでだよ。狭いだろ」
「大丈夫だよ! ほら、リョータも早く寝転がって」
 宮城がいる側にスペースを空けて、沢北はなおも宮城の手をぐいぐいと引っ張る。酔っ払いというのは無駄に力が強いものなのだろうか。なんとなく今日はもう沢北の好きにさせてしまおうかと思って、宮城は力を抜いた。酔いが回ってきて、もう眠くて仕方ないと自分に言い訳をして。
 自分の横に寝転んだ宮城に満足したような沢北は、ぎゅっと手を握って「おやすみ」と微笑んで、すぐに眠ってしまった。向かい合ったその顔をもう少し見ていたい気もしたが、宮城も強い眠気に襲われてすぐに目を閉じた。

 翌朝、宮城は頭の痛みで目を覚ました。これが噂に聞く二日酔いってやつか、と憂鬱な気持ちになりながら、重たい瞼を上げる。思いのほか近くに沢北の顔があって、宮城はまだ夢の中にいるような気分でぼんやりとしたが、数度瞬きをしたあと一気に覚醒した。そういえば、昨夜は酔いに任せて、なぜか沢北のベッドで一緒に眠ったのだ。握られていた手はさすがにほどけていた。
 向かい合った沢北は、まだ健やかな寝息を立てていた。そのあどけない寝顔をじっと見ながら、そういえば普段は真っ正面からこの顔を見ることはほとんどないことに気付く。立っているときも座っているときも、やや下から見上げることになるからだ。
 少しだけ昨夜泣いた目の周辺が赤くなっているように見えて、思わず宮城は手を伸ばした。つ、と軽く撫でる。その指に触れる長い睫毛と肌の感触、高めの体温がじんわりと伝わってきて、ほっと宮城は息を吐いた。なんとなくどこか奥のほうがぽかぽかして、自然に口角が上がる。
 そして、ふいに宮城は見つけてしまった。心の奥底にすとんと静かにおさまるようにあった沢北への恋心を。